TABってタブー?
〜音符=漢字論〜
べえすやには、最大の弱点がある。
”楽譜に弱い”
ってトコロだ。
ホントは、ちゃんとコードも知らない。
(ギターだって、自分でコードを作っていた・・・ようは”響き”だと思っていた^^;)
しかし・・・
ベースギターの場合、たとえば、
コードが”A”と”Am”は、ルート音が同じになる。
でも、曲の雰囲気は全然違う・・・
もちろん安全策(?)として、ルートを押さえていてもいいのだが・・・
(マイナー感は、ちょろっと3度フラットの音を混ぜたりしてゴマカシている^^;)
鳴らす音がひとつしかないので、
コードを知らないと、ルートの安着さから脱せない。
自由にフレットを動き回るためにも、
知識が必要になってくる・・・と感じるのだ。
アコギの場合、オープンコードとかも好んで使っていた。
響きがいいし、”鳴って”くれるし・・・
(べえすやは、「アコギは鳴り」だと考えている。)
エレキギターの場合は、ほとんどメロ弾きだったし、
鼻歌弾き(声の通りに弾く)が出来たべえすやは、
なんとなくどんな曲でも、即対応できていた。
でも、ベースギターは・・・
やはり知識が必要かなって思う。
自由になるためにも・・・
もちろん小学生レベル(?)の楽譜は、べえすやにも読める。
(絶対音感は、ない・・・と思う^^;)
ちょっと細かい譜面も、人の何十倍も時間を掛けたら、
なんとか読める・・・
でも、
もちろん初見で弾くことなんて到底できないし、
C13とか、パッと見て・・・わからない。
(ホンマ、くやしい・・・)
なんとかしないと、いけない。
今まで、
(どーせ譜面が読めへんのなら、今の鼻歌技術で勝負や!感性や!)
(ビートルズも桑田佳祐も読めへんのや!・・・たぶん)
ちょっと自分をごまかして生きてきた。
でも、ベースギターを弾きだして、
(あかん・・・ホンマの自分を見つめなアカン・・・)
(このまんまじゃ、いっぱしのベースマンになれへん・・・)
音楽的理論の大事さを思い知るようになってきたのだ。
べえすやは、まず教則本を探した。
(あまりムツカシそうにないヤツ・・・)
ベーシストのための音楽理論・・・みたいなタイトル・・・
で、ひとつ購入したのが、
「市ヶ谷低音ゼミナール/宮脇俊郎著(リットーミュージック)」
という本である。
「ベーシストのための超わかりやすい音楽理論」
とタイトルがある。
(おっ、カンタンそうやん〜超〜)
ベースマガジンの編集だし、いいかな〜って思った・・・が、
このレベルでも、べえすやには、
超「ムツカシイ」のだ。
できるだけ、ゆっくり確実に・・・電車とかで読んでいるのだが、
すぐに睡魔が・・・あ〜
(・・・降り過ごしてしまう今日この頃・・・)
でも、ちょっと解ってきたのは、
”音符=文字”
じゃないかな〜ってコト。
文字は知らなくても、話すことはできるだろう。
しかし、本を読んだりするためには・・・文字が必要だ。
音符を知らなくても、ベースは弾けるし音も出せる。
でも、知らない曲や、人の曲を即演奏するためには・・・
「声やコトバに対して、文字があるように、
音に対して、音符がある・・・」
べえすやは、こう考えることにしようと思った。
文字を知るためには、勉強が必要だ。
学ばなくてはいけない。
もっと、自由に広がるためにも・・・
話は変わるが、
文字には、”ふりがな”というのがある。
難しい漢字とかの上に、小さくひらかなで読みが付いているアレだ。
人間は、楽な方楽な方が大好きで、どうもこの”ふりがな”が付いていると、
知っている漢字であっても、”ふりがな”を読んでしまう。
(と思うんやけど・・・)
少なくとも、べえすやは、そうである。
(楽な方がええやんかあ〜)
そして、楽譜の世界でも、この”ふりがな”が存在する。
”TAB譜”
音符を見なくても、押さえるところが線と数字で書いてあり、
慣れればひと目で、音符の音が出せるようになっている。
この”TAB譜”が、また便利なんだよね〜
ベースギターは、同じ音が数箇所で出せる。
でも、「どこを押さえているか?」は、
楽譜では解らないのだ。
音には、コダワルべえすやは、
どこを押さえるか?にとてもコダワル。
”響き”が違うのだ。
そして、この点において”TAB譜”は、明快である。
ジャコパスが押さえた場所を知ることができ、
マーカスにかなり近い音がだせるのだ。
(ほな楽譜いらんやん・・・タブ譜でエエやん・・・)
べえすやは、本気でそう思ったこともある(^^ゞ
しかし・・・
音楽の世界では、”TAB譜”は使われていない。
チャーリーヘイデンは、”TAB譜”を読んで演奏していない。(たぶん絶対)
でも・・・こんな便利な譜面があるのに、なぜ?
そう、
”TAB譜”は”ふりがな”なのだ。
もし、朝日新聞が、”ふりがな”だけだったら・・・きっと読めないだろう。
べえすやは、勝手にそう解釈した。
大人に成長するためには、漢字を知らないといけない。
ここで、急浮上してきた理論(?)
”TAB譜=ふりがな”
とすると、
”音符=漢字”
ということになる。
小学生の時から、漢字を覚えるときって、
とにかく「書く」ことから始まった。
象形文字とか知るのは、ずっと後になってからで、
試験前とか、ひたすら漢字ドリル・・・だったはずだ。
そう、秘訣は・・・
「とにかく繰り返し勉強して覚える」
しかないようだ。
(他にエエ方法があったら、教えて〜)
普通は、楽譜が読めるようになってココにこうして書いていると、
カッコイイのだが、べえすやは、まだこれからなのだ。
いっぱしのベースマンではないのだ。
早く大人になりたいと思う。
そして今日も電車に揺られて、
「市ヶ谷低音ゼミナール」
確実に・・・睡魔に襲われることを知りながら・・・
楽譜の大事さに目覚めたべえすやの
ベースマンの道は、険しく続いている・・・
(越えることができるんやろか・・・
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