アクティブか?パッシブか?
〜ピックアップ自転車論〜
実は、電気には全く弱いべえすやである。
しかし、書いてみようと思う。
ベースの最重要パーツともいえるピックアップについて・・・
(そんなん話せるんかい?)
なぜ、ピックアップについて書こうかと思ったのは、
ベースについてのあるコメントを聞いたからだ。
大体こんな内容だった。
「パッシブの音にこだわる人がいるが、それは気のせいだ・・・
パッシブの音はアクティブの一部にしかすぎない・・・
したがって、アクティブの方がエライ・・・」
べえすやのベースは、フェンダーメキシコもサウンド・トレードもパッシブだ。
ボディに電池を入れない自家発電タイプだ。
(そんなイイ方しかできへん^^;)
細かいところは、まだ良く解らないけど、
一般的には、アクティブの方が出力も高く、抜けが良い・・・と言われている。
パッシブタイプの評価として、「アクティブのような抜けがある」といったものもある。
(抜けは大事やね・・・)
イメージとして、
アクティブ→最新
パッシブ→古臭い
感じもする。
もはや時代は、アクティブ?
パッシブは過去の遺産?
そんな気がしてくる。
冒頭で紹介したコメントによると、
アクティブさえ持っていれば、パッシブの音は出せそうな気がする。
本当にそうなのだろうか?
べえすやの結論は、
「共存すべきである!」
ダイレクトに指のタッチを音に出してゆけるのはパッシブのような気がする。
なんだか、
パッシブ→自転車
アクティブ→原動機付き自転車
という感じなのだ。
たしかに、原付バイクの方が”楽”である。
(ガソリン=電池はいるが^^;)
移動手段としての性能は、高い。
しかし・・・
ただ”楽”なだけで、ただ性能が高いだけで、
自転車を否定していいのだろうか?
自転車(パッシブ)には、自転車のイイところがあり、
原付バイクでは感じられない肉体感を持った楽しみがある。
パッシブ派は、古臭さにこだわっているのではなく、
原付バイク(アクティブ)の方が楽なのに、
”わざわざ”自転車に乗ってゆこうとしている確信犯だと思う。
スペックだけで感じなれない何かがあるから、”わざわざ”パッシブにこだわるのだ。
楽器は、最新技術によってどんどん進化してゆく。
ますますデジタル化してゆくだろう。
イイ音のためには大歓迎だ。
しかし、もし超リアルなベース音が出るシンセサイザーが出たら、
ベーシストはみんなシンセサイザー奏者に変わってしまうだろうか?
(絶対にそんなことあらへん!)
指一本で、すごいベース音がカンタンに出せるスペックであっても、
”わざわざ”ベースギターを抱えるだろうと思う。
そこには、スペックだけでは否定できない
人の気持ちが入った何かがあるからだと思う。
パッシブには、その原点的なものが残っている。
だから、「アクティブさえあれば・・・」といった言い方に、
ちょっと反応してしまったべえすやなのだ。
もちろん、べえすやはアクティブ搭載のベースも欲しい。
自転車は好きだけど、原付バイクも好きなのだ。
共存すべきである!その方が楽しい。
素晴らしいピックアップに出会い、
ますます伸びるベースマンへの道・・・
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