初めての痛み
〜スラップ解禁!〜


ベーシストは、渋い!

前に前に目立つことよりも、

後ろでカッコよくきめている〜みたいなイメージがある。

(ボーカリストやギタリストとは違う目立ち方やね〜)

もともと、そんな世界に憧れを持つべえすやには、

ベースの世界では、目立ち度満点の「チョッパー=スラップ」奏法というのは、

なんだか、ベーシストが前に出すぎてしまう感じがして、

(ただ、弾けかれへんだけと、ちゃうん?)

敬遠していたところがあった。

さらに、まだ指弾きさえも、ままならない技量で、

スラップ奏法を練習する気にもなれなかった。

しかしだ。

サウンド・トレードという、とてもスラップの音も素晴らしいベースを

弾くようになって、そんな気持ちに変化が出てきた。

指弾きの中の、ちょっとした味付けみたいな感じで、

親指で、パン!とスラップ音を鳴らすと・・・

とっても気持ちイイのだ。

クセになりそうなのだ。

(人は、気持ちイイものには、弱いもんなんや〜)

それ以来、親指は新しい快感を知った。

もう誰も止めることはできない、快楽の世界へズブズブと・・・

で、いきなりだが、べえすやスラップ解禁!ということになったのだ。

(勝手に盛り上がってるだけやね^^;)

おもむろに、ベース練習帳を開くと・・・

「サムピング」は、親指をヒッチハイクするように立て、

前腕の回転運動で弦を叩くべし!

親指の先端ナナメ横、もしくは、

間接あたりで叩くべし!

「プリング」は、人差し指で弦を引っぱりハジキ、

フレットにバシツと当てるべし!

コツは、

力むな!瞬間の瞬発力だ!気合いだ!根性だ!

・・・などと書いてある。

(なんか、やたら格闘技系なフレーズが多いんや〜)

けっこう素直なべえすやは、

ヒッチハイクする時のように

(ホンマはしたことないけど)

親指をグイと立て、

根性を込めて叩いてみた。

パン!

なんだか、音が小さい感じ。

パンパン!

ちょっと強めに叩いてみて、

パンパンパン!

お〜いいではないか・・・と勝手に悦に入っていった。

そして、今度は、プリングにも挑戦。

ビシッ・・・

サムピングだけじゃなく、

プリングを混ぜると、いきなり難易度が上がった感じ。

ビシッ・・・

うまく弦を引っ掛けることが出来ない。

少し、右手を軽く握る感じで、やってみる。

ビシッ!

お〜やれるではないか!

パン!ビシッ!パン!ビシッ!

とりあえずの、個人的なコツは、

弦というより、ボディに右手を叩きつける感じが、

一番音がイイ〜という結論。

・・・とここまできて、音の快感を追求して、

夢中になっていたら・・・

いきなり痛みが走った。

ボディに当たる小指のヨコあたりに、

水ぶくれが出来ていたのだ。

この水ぶくれがタコになるぐらい練習すると、

スラップも上手くなるんだろうか?って、

その時思った。

快感に、痛みはつきものなのだから・・・

その痛みも、そのうち・・・

とまあ、今のべえすやのスラップ奏法のレベルは、

この程度のものだ。

まだまだ始ったばかりの、世界なのだ。

そして・・・

とても調子のイイところのあるべえすやは、

基本的なスラップフレーズだけをアレンジした、

オリジナル曲を作ってしまった。

はじめてベースで作った歌だ。

スラップ熟練者が聞いたら、ちょっと笑えるぐらいの

シンプルなフレーズかもしれないが、

この初オリジナル曲が、目下のところ

べえすやのスラップ練習用の曲となっている。

いつか、ライブで聞いてみて、

やさしい耳で、こっそり笑ってやってほしい。

いざ、スラップの新しい世界へ。

べえすやスラップ完全解禁なのだ。



また新しいレベルへ?進ぬベースマンへの道・・・

Beat-Index


Copyright 2001-2006 BASSUYA! All rights reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送