StingRayと泳ぐ日
〜ミュージックマンS.U.B.試奏記〜


日曜日の昼下がり・・・

泡盛の微かな余韻と、ベッドの上のセッションのけだるさを残して、

リハーサル前の空き時間を、どうやって過ごそうかなどと、

ぼんやり考えながら、街を歩いていた。

ふと、ベースマガジンの記事を思い出した。

「ミュージックマンの低価格モデル新登場!」

(そや、いっぺん弾いてみるべ〜)

買う気はほどんどなく、楽器屋さんへ足は向っていた。

店内に客さんはいっぱいだったが、

ベースコーナーには、ほとんど客なし。

(ベースはまだまだ人気薄なんかなあ・・・)

見渡してすぐ、

目に飛び込んでくるミュージックマンのコーナー。

名前は「スティングレイ(魚の”えい”)」

ずらりと並んだサマは、まさに魚群。

その中に、お目当てのスティングレイS.U.B.という新モデルを発見!

(お〜おったおった)

手前の白は、今までのスティングレイで、

奥の黒・赤・緑が、S.U.B.という、ミュージックマンのモデルでは、

低価格な新シリーズだ。

もともとミュージックマンのスティングレイは、

ちょっと気になるベースだったのだが、

フロントジャック仕様がないというのが、気になっていたのだ。

(そんなトコロを気にしても、しゃーないんやけど・・・)

で、新モデルのS.U.B.は、しっかりフロントジャック仕様なんだよね〜

てなことで、触手が動き始めたのである。

(けっこうシブイ色やな〜)

写真に写っていない白を含めて4色、

アクティブとパッシブの2タイプの中から選べるらしい。

ヘッドとネックが黒だから、もう迷わず黒が良い!

(買う気もないくせにぃ〜)

ところが、アクティブタイプの黒は、吊ってなかった。

とても親切そうな店員さんに聞くと、品薄なんだそうだ。

でも、まあ音を確めたいので、赤のアクティブを試奏させてもらうことにした。

ネックが意外と細い。

そんなに重くも無く、ボディバランスも悪くない。

そして、何より、軽く触れただけで、音が出るのに驚き。

(へ〜ちょっとエエやん〜)

店員さんに、軽くスラップを弾いてよいか確認して、親指で叩くと、

ホント、軽く触れただけで、ポーンと抜けのイイ音が出てきた。

(ほう!ほう!ほう!ほう!)

思わずアドリブで弾きまくりそうになるのを、気づかれないように、

時折ボディの裏を見たりして、ゴマカス。

その後、パッシブタイプも少し弾かせてもらい、

(どーせなら、え〜い、元々のスティングレイも、いったれ〜)

高級な方のスティングレイも弾かせてもらうことに・・・

倍近くする値段のモデルは、さすがに、良い。

新モデルのちょっと音の薄く軽めな部分が、ドシリとした感じ。

(あ〜さすがに違うわ)

でもでも、安さとフロントジャック仕様ということで、

新モデルに旗!

この時、黒のアクティブがお店にあれば、

思わず衝動買いしていたかもしれないぐらい気に入ってしまったのだ。

店員さんに、買うかどうかわからないけど、

とりあえず黒のアクティブが入手できるかどうかを、調べておいてもらうことにして、

そのお店をあとにした。

リハーサルスタジオ方面に向う途中、

なんかまだ気になっていて、同じお店の別の支店?を覗いてしまうことに・・・

ここでもスティングレイS.U.B.を再び試奏。

さっきよりも、さらに音は良い。

(個体差があるんかも・・・)

ここでは、とても可愛い女性の店員さんがいたので、

割と気にせず弾きまくってしまった。

そしたらね・・・その店員さんが、

「ほら、若いコ達が、見てますよ・・・」

と、

「じゃんじゃん弾いてください。」

と、

(ニィッ〜〜)

ちょっと嬉しかったのだ。

(フフフ、この技量で一年生とは、誰も思うまい。どや!)

とても幸せな試奏であった。

そして、ますますスティングレイが気になってしまった。

あ〜あ〜どうしよ〜〜??なのだ。

アクティブの世界に足を踏み入れるのか、

ちょっと財布とも相談しながら、悩める夏の午後であった。



いよいよアクティブの世界へ??果てしなく続く、ベースマンへの道・・・

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