「 越えた領域 」
バンドは、やっぱりボーカルが大事。
人は、人に一番興味があり、人の声のチカラは大きい。
だからこそ、ボーカルを活かすベースでなきゃ♪と思っている。
が、最近少し感じるトコがある。
ボーカルを活かすって、ボーカルが歌いやすいということだけでは、
ないのではないか?って。
一番気になってきているのが、
歌の間。
たとえば、AメロからBメロの間の部分。
ボーカルの気持ちに沿っているだけでは、
なぜか物足りなさを感じてしまうのだ。
かといって、テクだけ見せるような無意味なフィルインは、
好みではない。
やっぱり、その曲に裏に流れるもうひとつのメロディというか
(カウンターメロディ?)
ベースも、ボーカルとかコーラスの人の声みたいな意識で、
歌わないといけないのでは?なんて思うのだ。
さっき、アドリブなゴスペルのコーラスをしている映像を見た。
ひとりでは出てこない、相手がいて、
相手に合わせるだけではなく、自分を出してゆき、
それぞれに良い影響が広がって、音楽そのものが膨らんでゆく・・・
バンド=ひとりじゃない って、そんなトコが醍醐味なのかもしれない。
会話だね。
ハイハイと、合わせているだけでは、
なんにも面白くない。
相手の話をじっくり聞きながら、自分の意見も言って、
初めて会話って成り立つ。
ベースというポジションって、
まず自分からというより、相手を聞くところからスタートするって多いと思う。
だから合わせるのは、まず大事。
でも、合わせているだけでは越えてゆけない領域ってあると思う。
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